スジガネ入りの甘えん坊息子4才
「ぼく、大人になりたくない!ママがいなくなるから!」
と言って本気で怒るような・・生まれてからずーっとベッタリの・・ママ以外の人と一緒に寝たこともないような、そんな息子がパパと二人で旅に出た。
3泊4日、主人の実家の北海道は釧路まで。
事前に言うとイヤがるので、空港でさらりと
「ママはお仕事で行けないんだ。じっちゃん家は楽しいよ~~~!ゴーオンジャーの人形もあるって」と笑顔で見送った。
「え~ママと3人で行きたいよ」とは言ったものの、元気にパパと二人で飛行機に乗ってくれた。
その後私はバックパッカーのように放浪することに・・
学生時代の友人宅に2泊、幼なじみの家に1泊・・一度も家に帰らず。
一日目の夜、やはり隣に息子という精神安定剤がいないせいか、なんとなく明け方まで眠れず。
息子はパパにカエルの歌を歌ってもらって手をつないで寝たという。
2日目のよる、独身時代通い詰めた、阿佐ヶ谷のクラッシック喫茶へ・・
何も変わらず、時間が止まったような空間。マスターも当時と全く変わらない笑顔で迎えてくれ、およそ10年ぶりの再会に胸がいっぱいに・・・
その後、一緒に行ったママ友達と3人でトルコ料理を食べ、お酒を頼み、息子の旅立ちに乾杯! 5年ぶりの自由をかみしめ高揚感でいっぱいに・・。
この夜のことは一生忘れないだろう。
よかった息子を行かせて・・・
それまで、息子のいない生活はどんなにさみしいだろうと考えていた。息子と一緒ならどこへ行っても丁重に扱われることにどこかで依存しかかっていた。ピンおばさんになることを恐れていた。
けれども、もう大丈夫。私も息子も離れていても、こんなに楽しいんだ。
世界が広がるんだ。ピンおばさん万歳!!
4日目、空港でのお迎え・・3日ぶりに見る息子はどんな反応をするんだろう。電話で様子を聞いた限りでは、一緒に来なかったことを怒っているらしく、ママの話をふっても無視するらしい・・なんとなくよそよそしくぎこちない再会になるかも・・・
「たっくんママー!!」大声で探しながら、送迎ロビーに向かってくる。私を見つけた。猛ダッシュで私のところへタックルしてきた。その勢いで私は後ろへ倒れてしまった。私にコアラのようにしがみついて
「どうして一緒に来なかったんだー!」といいながらとっても嬉しそうな笑顔の息子。
私も思わず、ホントに思いがけず涙ぐんだ。
そのあとからグッタリしたパパがやってきた。それでもいい想い出ができたとパパ。
本当にお疲れさまでした~。
by カメママ




